数学の定期テストで90点以上取るには、学校ワークを3周!
結論を言うと、これに限ります。
具体的な計画の立て方と進め方を解説していきますね。
なぜ学校ワークを3周するのか?
中学校の定期テストは、授業で習ったことがきちんと定着しているかどうか?の確認テスト。
年に5~6回行われますので、範囲はあまり広くありません。言ってしまえば「暗記ゲー」です。範囲内の問題の解き方を全て覚えてしまいさえすれば、あとは計算力を駆使するだけで高得点が取れます。
そう、学校ワークを3周するのは、範囲内の問題の解き方を暗記してしまうためなのです。
問題を見た瞬間に解き方がパッと出てきてペンが動き出す。テスト本番でそういう状態にするには、学校ワークを3周して覚えてしまうのが最適です。
具体的な学校ワーク3周の回し方
では、具体的に解説します。
1周目
1周目は普通に解きます。
もし既にワークに書き込んでしまっている場合、計算問題はノートに書き写して解きましょう。文章問題や図形問題はコピーして、問題部分のみをノートに貼って解きましょう。
解き終わったら、出来なかった問題に印をつけます。
この時何となく正解だったものも、出来なかった問題として色分けするのがポイントです。
2周目
出来なかった問題として印がついたものだけを解き直します。
まず解説を読み込んでから解きましょう。1周目で出来なかったわけですから、先に解説をしっかりインプットして解きなおし、定着させる必要があります。
この時のポイントは、「なぜそうなる?」がゼロになるまで妥協しないこと。
解説を読み込んでも自力で理解するのが難しい場合は、先生や友達、塾の先生などに質問して潰しこみましょう。
3周目
最後にもう一回全問を解き直します。
(自信があるなら赤シートで隠して書かずにやってもOK)
ここで「あれ?どうやって解くんだっけ?」なんてことにならないように気をつけましょう。
もしまだ解き方が思い浮かばない場合は、その問題だけもう一度解説を読み込んでやり直しましょう。
3周回してもまだ全然自信がないなら、4周目に突入してもOKです。
(周回数を増やせば増やすほど、より定着しますので)
ワーク周回中、計算ミスが多い時の対処法
ワークを回している時、計算過程でつまづいたりミスが多発する場合は、今のうちにケアする必要があります。
せっかく解き方を覚えても、計算を間違えてしまえば90点以上は厳しいです。
計算過程でつまづいてしまう→土台となる単元を復習する
ちょっとイメージが湧きづらいと思いますので、具体例を。
例えば、正負の数の計算が分かっていなければ、2次方程式や連立方程式はもちろん、1次方程式すらも計算できません。
5-8=-3
これが解けない状態で、
x+8=5
この方程式は計算できませんよね?そういうイメージです。
計算方法が分からない時は、その土台となっている単元の復習をしてみましょう。
各単元の関係性はこちらに詳しく掲載されています。
今潰しておくことが、後々を楽にしてくれますよ。
計算ミスが多い → 基本的な四則演算をやり直す
こちらは地道な練習が必要になります。ですが、今回の定期テストに間に合わなくても、絶対に計算練習は妥協しないで下さい。
今できないものは将来も決してできるようになりません。高校生になっても、計算力の低さは必ず足を引っ張り続けます。
ここは勇気を出して、小学校レベルの計算練習に戻りましょう。
具体的な四則演算スキルの基準や磨き方は、山本塾の山本先生を参考にするのが良いでしょう。
(山本先生の動画に出会うまでは随分リサーチしました苦笑)
高校生になった「おにい」も、定期テストで100点取ってくる「むすめ」も、健康診断のように定期的にチェックしています。
計画の立て方
ここまでやることが具体的になっているので、あとはそれを割り振るだけとなります。
ただし、現状の数学力によって必要な学習時間は変わります。7割くらいの実力だったら、こんなイメージでしょうか。
・ワーク1周目…3時間
・ワーク2周目…3時間
・ワーク3周目…2時間
・予備(土台単元の復習や計算練習)…2時間
合計10時間
必要時間が出たら、あとはそれを日ごとのスケジュールに落とし込みましょう。
6月20日 ワーク1周目(P50~58) 1時間 20時~21時
6月21日 ワーク1周目(P59~66) 1時間 20時~21時
6月22日 ワーク1周目(P67~74) 1時間 20時~21時
6月23日 ワーク2周目(P50~58 ×のみ) 1時間 20時~21時
6月24日 ワーク2周目(P59~66 ×のみ) 1時間 20時~21時
6月25日 ワーク2周目(P67~74 ×のみ) 1時間 20時~21時
6月26日 ワーク3周目(P50~62) 1時間 20時~21時
6月27日 ワーク3周目(P63~74) 1時間 20時~21時
6月28日 予備日(土台単元のチェックや、計算練習) 1時間 20時~21時
6月29日 予備日(土台単元のチェックや、計算練習) 1時間 20時~21時
6月30日 テスト本番!
もちろん、理解が早く、計算ミスも少ない場合はもっと早く終わるでしょう。余った時間は、他教科へ振り替えるなどして下さい。
ここまでやってもまだ不安な場合
・少し違う問題が出たら、まだ解けそうにない
・時間内に全部解けるか不安
そんな時は、演習量を増やして自信を深めましょう。
ワークの周回数を増やしたり、教科書の章末問題や、定期テスト対策の問題集などを解いて練習するのがおすすめです。
まとめ
・とにかく、ワーク3周!
・計算過程が怪しいなら、土台単元を復習しよう
・計算ミスが多いなら、四則演算の復習を
・計画は1日ごとに、開始終了時間まで決めて実行しよう
お疲れ様でした。ここまで準備できたら、もう怖いものはありません。
テスト当日は、周りが頭を抱えているのをよそに、楽しみながら解答欄を埋め尽くしちゃいましょう!
それでは、成功をお祈りしております。
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